サブプライムローンの怪

元衆議院議員 太田 誠一

この30年以上に亘って世界的に進められてきた「証券化」は、様々の問題を惹き起こしながらも今尚留まるところを知りません。

サブプライムローン事件は、「証券化」とは一体何なのか、人々に最も分かりやすい例となりました。

サブプライムローン事件は早くも過去の出来事という扱いになりつつありますが、そのこと自体、責任を追及されるべきでありながら

免れてきた関係者たちが、早く事件を過去のものにしてしまいたいという願望の結果のように見えます。


事件のもう一つの背景は、証券化に加え、2パーセントぐらいの経済成長があって当たり前だという人々の思い込みがあります。

その結果として、どの国の政権に対しても、好不況に関係なく景気刺激を求めるメデイア等からの圧力がある。

その結果として、各国政府関係者の中に、少々いかがわしい行為であっても景気刺激になるなら黙認するという空気が蔓延していました。

サブプライムローン事件を厳しく総括し、今後の教訓とすべきではないでしょうか。